おじゃまブロックの仕組みと穴バラの確率です。
おじゃまブロックとは相手から攻撃を受けたときに、自陣に現れる灰色のブロックのことです。
このおじゃまブロックには1段につき、1ブロックだけ空いてる部分があります。
この穴のことを下穴と呼び、ある程度揃っているときは「直列」、そうでないときを「穴バラ」と呼びます。


下穴には下記の2つをルールが存在します。
①1段目はランダムな位置に出現する。
②2段目以降は70%の確率でつながる。
対戦相手がTSDを撃ったと仮定します。
TSDの火力は4ラインなので、自陣には4段のおじゃまブロックがせり上がる事になります。
このとき、ルール①より
1段目はランダムな位置に下穴が空く
ルール②より
2段目は70%の確率で1段目と同じ位置に下穴が空く
3段目は70%の確率で2段目と同じ位置に下穴が空く
4段目は70%の確率で3段目と同じ位置に下穴が空く
ということになります。

このあと更にTSTを撃ったとしましょう。
BtB-TSTの火力は7ラインなので、自陣にはさらに7段のおじゃまブロックがせり上がります。
このときも同様に、ルール①より
1段目はランダムな位置に下穴が空く
ルール②より
2段目は70%の確率で1段目と同じ位置に下穴が空く
3段目は70%の確率で2段目と同じ位置に下穴が空く
…
7段目は70%の確率で6段目と同じ位置に下穴が空く
ということになるのです。

上記の法則を知っていると、下穴をある程度操作することができます。
TSTと5RENの場合を比較してみましょう。合計の火力はどちらも6ラインで同じです。
TSTは6ラインを一度に送るため、2段目から6段目まで70%ずつ繋がる可能性があります。
5RENも6ラインですが、これは1+1+2+2の分割された火力です。よってルール①が何度も適用されることになり、TSTよりも穴バラになる確率が高いということになります。
実際に計算してみます。
TSTのとき全て直列になる確率は
0.7 × 0.7 × 0.7 × 0.7 × 0.7 = 16.8%
5RENのとき全て直列になる確率は
0.1 × 0.1 ×(0.1 × 0.7)×(0.1 × 0.7)= 0.005%
逆に、5RENを相手にされた場合はカサカサなどをして6ライン分を貯めてから受ければ、穴バラになる確率を下げることが可能です。
①TSD、TETRIS(4ライン)

②BtB-TSD、BtB-TETRIS(5ライン)

③Perfect Clear(10ライン)

なお、検証の結果「開幕は直列が行きやすい」というのは確認できませんでした。