初心者脱却への道、3歩目です。
中盤テンプレを紹介していきます。今回は長いです。
中盤テンプレとは対戦途中にできるテンプレのことです。
基本はT-Spinを2つ組み合わせた形になっていることが多いです。
通常のTSDやTSTと違い、T-Spinを連続で撃つこと(まとめ撃ち)ができるので非常に強力です。
多用するものではありませんが、チャンスがあれば積極的に狙って行きたいですね。
まずは、簡単に使い方を見ていきましょう。

このような地形があったとします。
ここでIミノを立てればTSDが出来そうですね。

さて、どうでしょうか。
少し残しの地形が悪いような気がしませんか。
次へのTSDにも繋げにくいですね。
そこで、このように積み込みをしてみます。

見覚えのある形では無いでしょうか。
そうです、Step1でやった「開幕DT砲の形」ですね。
DT砲ということは、TSD→TST分の火力が確保できたことになります。
このようなT-Spinを効率的に組み合わせた形を中盤テンプレと呼びます。
やりすぎるとT-Spinが間に合わず地形が乱れてしまい不利になりますが、上手く使えるようになるとかなり戦略の幅が広がります。
これから、よく使われる中盤テンプレ、技法などを紹介していきます。
ぜひ、練習して身に着けて下さい。
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Super T–Spin Doubleの略で、TSDを2回分を構えることが出来ます。
形が非常にシンプルで、使いやすい中盤テンプレです。
基本的な組み方は下のような感じです。

JミノやLミノがあると狙いやすいと思います。
また、T-Spinの両隣が高くなってしまった時などにリカバリーで使うこともできます。
直列の上に作れるのも強みの一つですね。

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TSDの真上にもう1つTSDを作る中盤テンプレです。
TSDは作ったけど、Tミノが遅い…という時に使える中盤テンプレです。
基本的な組み方は下のような感じです。

いったん蓋をしてから、再度TSD作るというイメージです。
真上にもう一度TSDを作るだけなので、1段上に作ることも可能です。
この形の時は屋根の位置を間違えると下のTSDが埋まるため注意が必要ですね。

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TSTとTSDを組み合わせた中盤テンプレです。
若干、複雑な形をしていますが作れると非常に強力です。
基本的な組み方は下のような感じです。

何もない所から組み立てるというより、形の悪い地形を解消するようなイメージで組み立てます。
下のような地形が見えたら、狙ってみましょう。
掘りの時にも使える万能なテンプレです。

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例にも出しましたTSD→TSTと狙う中盤テンプレです。
開幕テンプレにもなっている強力な中盤テンプレですね。
基本的な組み方は下のような感じです。

Sミノを2つ重ねる事でも組むことができます。
注意点はTSTで終わるということです。
下が2段以上の時に組むとTSTの屋根が邪魔になってしまい、下穴が活かせません。

続いて技法の紹介です。
中盤テンプレとの違いはある特定のテトリミノを使う、ある特定の動作をするというように、使用する場面が限られているということです。
いわゆるワザですね。
技法を極めると、よりテクニカルな戦い方が出来るようになります。
定義としては下穴を無視して火力に必要なラインのみを積み、火力リソースを構えることです。
分かりにくいと思いますので解説していきます。
例えば、下のような地形があったとします。
TSDをしようとすると、余計なライン消去が挟まりますよね。

このようなライン消去はBtBが途切れてしまうので避けたいです。
ここで、TSDに必要なラインを考えます。
実際にTSDで消える部分は赤色の部分だけですね。

つまり、この赤色の部分だけ積んでしまえば、BtBを切らすことなくTSDが出来るということです。
例えば、こんな積み方です。

このような技法をまとめて”ドネイト”と呼びます。
TSDに限らず、ドネイトTSTやドネイトTETRISもあります。
ドネイトの一種ですが、あまりにも使いやすいため独立しました。
階段状の地形の解消しつつ攻撃ができる優れものです。
基本的な組み方は下のような感じです。

最低3段の階段があれば狙うことが出来ます。
端空けだけでなく、中空けの時にも応用可能です。

“らんかん”と読みます。こちらもドネイトの一種ですね。
既に出来上がったTSDに斜め上に再度TSDを作ります。
基本的な組み方は下のような感じです。

使い時は下4マス空いたTSDがあるときです。
下の地形を見て下さい。
屋根を付ければTSDが出来ますが、ここでTSDをすると残しが3マスになってしまいますね。


ここで欄干をするとどうでしょうか。
1マス高いところでTSDをするため、残しは4マスになりますね。


よって、TSD→TETRISの”まとめ撃ち”ができ、一度に火力を送ることが出来ます。
また、欄干でTSSをすると1段高くなるという特性があります。
そのため、下3マス空いたTSDがあるときに欄干TSSをすると、+1段されて計4マスが残ります。


こちらもTSS→TETRISの”まとめ撃ち”にすることができます。
空中でTSDを作る技法です。
SミノかZミノがあると組むことが出来ます。
基本的な組み方は下のような感じです。

下穴を無視して組むことができるので、TSDの上に作ることもできます。
先述した”ダブルダガー”や”欄干”などもSTMBケイブの応用になります。
覚えておくと便利なことが多いです。

左側でLミノ、Sミノ、Lミノ、Sミノ、…と交互に積み、半永久的TSDを作る技法です。
開幕TSDの派生として使用されることが多い技術です。
基本的な組み方は下のような感じです。
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実戦でも度々使用される積み方で、これを安定的に高速で組めるようになるだけでもかなり優位に立ち回れるようになります。
初めはLミノ、Sミノに対応するように、反対側もJミノ、Zミノと積んでいくと安定します。
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練習方法はStep2のときと全く同じです。
これらの中盤テンプレを導入して、火力効率が良く安定な積み方を目指して下さい。
上であげた9つ以外にも中盤テンプレ、技法はまだまだ存在してます。
インペリアルクロス、社畜トレイン、ハンバーグ積みなど聞いたことがあるのではないでしょうか
ここでは紹介を省きますが、中盤テンプレは全暗記しておくのがオススメです。
下のテト譜にまとめておいたので目を通しておいて頂けると幸いです。
中盤テンプレ一覧(ネタを除く)
技法一覧(ネタを除く)
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- 中盤テンプレ、技法を使うことができる
- LST積みをある程度続けられる
- 効率よく火力を作ることできる
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